10月28日:意外に楽勝国道1号。

走行距離:117km
ルート :箱根〜沼津〜静岡〜島田
宿 泊 :ホテルユートリー

※BGMはいかじゅうさん作「風のように丘を下ろう」
♪:BGMを鳴らすスイッチ

 6時起床。二度寝する。7時起床。外を見るとみごとに晴れているようだ。しかし談話室のテレビで天気予報を見てみると、やはり週末までには天気が崩れるらしい。西からやってくる低気圧に対して西に向かっていく僕。どこで低気圧をやりすごすのか、あるいはぶち当たるのかが問題だった。そして相変わらず右の股関節が疲れているというのも気になる。軽めのギアでいこう。

 一人で朝食を食べ、のろのろ荷支度をし、8時半出発。晴れてはいるが、めちゃくちゃ寒い。箱根峠の下りなんて、きっと凍えてしまうにちがいない。出発早々にカッパの上着を着込む。道路に掲げられた電光掲示板の気温表示には「5℃」と表示されていた。

 箱根はカルデラなので、カルデラ湖である芦ノ湖の高さまでいったん下った後、外輪山の淵である箱根峠まで再びの登りとなる。途中箱根の関所跡があったが、復元工事中のようだった。3年前は大雨の中難儀した峠までの登りも難なく越え、いよいよ怒濤のくだりだ〜〜〜〜。

 箱根峠から三島方面まで、ながーいながーい下りが続く。しかも神奈川県側とちがって国道1号は幅も広くよく整備されている。走っているクルマもほとんどいない。ハンドルをゆるく切りながら、ひゅごぉおおおおおおと下っていく。けれど反対側から登ってくるとしたら、これはキツイだろうなぁ・・・。道路が直線的ということは、それだけ短い距離で同じ標高を登らなければならない証拠だからなぁ。東京から西へ向かうにはいいけど、京都から東へ向かうとしたらイヤだなぁ。
 

 国道1号は東海道本線よりも内陸側を通っているのだが、富士川を越えるまではバイパス区間の連発である。だから、この区間は国道1号を避けることにした。箱根峠の長い長い下りを終え、沼津市の「八幡」交差点から県道380号、そして163号を通ることにした。ちょうどこの道路は旧東海道にあたる。3年前はこのもう一本海岸よりの千本松原沿いの道路を走ったはずだった。

 交通量が少ないのでまあまあ走りやすいが、中途半端に歩道があるのが自転車にとってはつらい。歩道の分、路肩がないからだ。とりあえずクルマの走る音をあまり聞かずにすむだけでよしとしておこう。

 11時前、だいぶ体も暖まってきたのでカッパを脱ぐ。

  ありふれた旧道
↑クルマが通らなければ快適、クルマが通ると窮屈な印象。
 
 吉原でやや北寄りに進路を変え、国道1号に合流する。右手には富士山が見えるがもやがかかっていてあまりクッキリとは見えない。国道1号を道成に進むと新富士川橋のバイパス区間に突っ込んでしまうので、富士川はもっと北寄りの富士川橋を使って渡る。

 内陸寄りには岩淵の旧街道があるらしかったが、おとなしく県道396号を進む。旧道を使うこと自体はいいとして、それで道に迷っていたのでは意味がない。

 蒲原からは旧東海道。そうだそうだ、このへんも走った覚えがあるぞ。蒲原か由比にかけても「歴史国道」事業の対象として認定され、それなりに予算のかかっていそうな橋や標識などが整備されているのがわかる。以前通ったときには、まだ工事中の箇所が多かったはずだ。
  由比本陣跡
↑由比本陣跡の施設。たとえ復元物だろうと何だろうと、旧道が旧道であることをアピールするための事業は必要だと思う。
 
 それなりにまとまった長さの旧道は由比の西側にも続くのだが、道なりに走っていると由比を過ぎた直後に国道1号に合流してしまう。旧道の探索は帰りにでもできるので、おとなしく寺尾交差点にて国道へ出る。

 ここは素直に歩道にあがったほうがいい。このへんの国道1号は高速道路並みのスピードでクルマが爆走しているからだ。自転車は車道を走るのが原則なのだといって本当に車道を走ったら、憤死することまちがいなしだ。
  由比を出た後
↑由比を過ぎた直後の国道1号。無理に車道を走ると、たぶん死にます。一般道路なのに高速道路並みのスピードで大型車が疾走している…。

 由比を過ぎた後にもう一箇所注意が必要なのが、清水にいたるまでの自転車用の通路の発見だ。入口を通りすぎてしまうと、その後何キロものあいだ、歩道との間に胸の高さまである柵が続き、自転車道に逃げ込めなくなるからだ。すぐ近くに駐車スペースがあって、クルマの影に隠れて見落とす危険があるので要注意である。前回通ったときはこの入口を発見できず、途中で自転車を持ち上げて避難したっけ…。

 この後はここで見つけた自転車道沿いに走ればいいのだが、「新興津緑地」というところで川の向こう側に渡れずに苦労してしまった。な、なんでサイクリングコースが先に続いていないんだ…ダマサレタぜ。内陸寄りに迂回して先へ進む。
  発見できるか?
↑上に掲げた歩道が消え、路肩をしばらく走っていると、またこういうポイントが現れる。ここを逃して路肩を走ってしまうと、後がヒサン。前方左手上空にもう一本の道路(東名高速)が見えてきたら要注意だ。

 清水港の埠頭前の道路を走り、国道1号に合流。清水駅前に出て国道1号は西に折れ曲がる。海岸沿いの御前崎ルートを通りたければそのまま直進南下して国道149号だ。もう1時半か。お昼を食べよう。個人経営のカレー屋でカレー大盛。待ち時間と食べる時間合わせて15分で店を出る。先を急げっ。

 ここから先、静岡や宇津之谷峠を経て、今日宿泊予定の島田までは延々国道1号を走らなければならない。何も考えずに進めばいいのだが、気が滅入ることは滅入る…どんな走りにくい道なのだろうか?

 …と思っていたら実際にはそんなことはまったくなかった。道路の幅が十分にあり、それなりに交通量はあるものの、ちゃんと路肩もあるし、路肩を走らなくても幅広い歩道がある。そして何より平坦そのもの。意外と走りやすいじゃないか。これなら迷いにくさと走りやすさのバランスの取れた推奨ルートとして認定してもいいかもしれないぞ。

 心配していた宇津之谷峠も、歩道が広い。しかも峠というわりには標高が低く、坂もなだらかだ。ママチャリに乗ったおじさんが立ちこぎせずに走っている。…ん?どうやら後ろに迫る僕に気がついたらしい。急にスピードを上げはじめた。そんな、急いだってランドナーじゃすぐに追いつくよ?格別無理に追い抜こうとも思わなかったが、自然と追いつき、追い抜き、引き離してしまった。お先に〜。

 トンネル内部も幅広く走りやすい歩道が整備されており、あっけなく宇津之谷峠を攻略してしまった。これは、旧道を探索するまでもないな…。

 峠を越えればあとは下りのみ。このへんにも自転車道があるはずだったが、下りが気持ちいいのでそのまま国道1号の路肩を下り続ける。スピードが出ていれば、周りのクルマもさほど気にはならない。とにかく快速通過するのみだ。長い下りは岡部を越え、朝比奈川のあたりまで続く。

 あとは島田に向けて単調な道のりを走るだけだ。だいぶ太陽も西に傾いてきた。いつ着くのかな〜?いつ着くんだろう〜?このへんにも旧道があるはずだったが、まあこのまま国道でもいいでしょう。

 4時45分、島田駅近くのホテルユートリーに到着。意外に距離が伸びたが、こんなに楽な100キロもなかったなぁ。

 島田駅前はほんと閑散としている。典型的な地方都市のさびれかけた商店街だ。どこでご飯食べたらいいんだろう?飲み屋とかしか見当たらない…と思っていたらお惣菜屋発見。お弁当なんかも売っている。しかも店じまい間近で激安セール中だ。お弁当1パックと、おにぎり2つと、おかず2品と、豚汁。これでも合計626円。助かる。

 テレビで天気予報を見ると、明日の午後から明後日にかけて低気圧にぶつかりそうな気配だった…。明日は短めの距離でいいよな…。

次のページへ
前のページへ
自転車旅行トップへ戻る

日付
タイトル
走行距離
宿泊
まえがき
久々の自走旅行。
10月27日 サイバーチャリダー、箱根を登る。
96km
箱根レイクヴィラユースホステル
10月28日 意外に楽勝国道1号。
117km
ホテルユートリー
10月29日 国道1号も捨てたもんじゃない。
74km
清風荘
10月30日 酷道1号の雨。
98km

愛知県青年会館ユースホステル

10月31日

名古屋に初めての滞在。

-
愛知県青年会館ユースホステル
11月1日 ついに鈴鹿に到着!
71km
コンフォートイン鈴鹿
11月2日

嵐の前の旧道探索。

53km
コンフォートイン鈴鹿
11月3日 鈴鹿8耐参戦レポート。
153+20km
コンフォートイン鈴鹿
11月4日

旧道探索、スタート。

115km
愛知県青年会館ユースホステル
11月5日 ちゃりログが必要なルートとは。
102km
浜名湖ユースホステル
11月6日 再びレース。最高記録更新を目指せ!
176km
ホテルサンポート
11月7日 ユース開眼の地、御殿場へ。
81km
御殿場ユースホステル
11月8日 ただいま戻りました!
113km

-

あとがき

なんちゃってチャリダーの金字塔。



トップページ自転車旅行に出かけよう自転車に関する私的考察始末記管理人よりメルマガGPS