8月12日:自転車から下りなさい3。金沢の町には水が流れていた。

走行距離:8km
ルート :金沢市内
宿 泊 :金沢ユースホステル


 7時起床。7時半出発。早くこの宿を出たい。もう二度と来ないぞ。本当は金沢の宿は、両日ともユース協会直営の金沢ユースにしたかったが、満室で一日しか予約できなかったのだ。

 市内を軽く流して走る。今日は金沢市内を観光予定だけれど、自転車は宿に置いて歩いて回ろう。歩いても一日で十分回りきれるはずだ。

 幹線道路を避けながら市内を横切り、卯辰山の上にあるユースに8時40分到着。玄関の横で本を読んでいたペアレントさんに自転車だけ先に置かせてもらいたい旨を伝え、駐輪場に停める。・・・このペアレントさん、どこかで見たことあるよなぁ。でも金沢のユースに泊まるの初めてだしなぁ??

 金沢は南を犀川、北を浅野川に挟まれ、二つの川の真ん中には金沢城をのせた尾山がある。そして二つの川の間は、昔ながらの用水跡に今でも水が流れているというわけだ。こういうものは意識して保存していかないと、すぐに暗渠だ、埋め立てだとなってしまう。以前、自分が所属しているとある勉強会のフィールドワークで、金沢の町を探索し、かつ金沢市役所の都市計画課も訪問したことがあった。そのときに歩いた場所を、もう一度訪れたい。

 卯辰山を下りて、浅野川沿いを歩く。路地裏に入り、格子窓が美しいひがし茶野街。浅野川大橋を渡り、近江町市場へ。前回来たときは、たしか休日だったかでやっていなかったっけ。海鮮屋で海鮮どんぶりを食べ、南へ。

 ステンドグラスの飾りが独特な尾山神社、金沢市役所前を通って金沢城公園へ登る。前回は改修途中で一部閉鎖されていたのだった。そこでかなり長い間休憩。歩いて楽しいとはいえ、外は炎天下。加賀藩の植物栽培事業についての企画展を見学しながら、クーラーのきいた部屋で涼む。

 石川門から城を脱出し、兼六園・・・の中は前に見たことがあるので今回はパス。有料の場所は絞ってしまうのでアル。南へと歩いていき、犀川へ向かう。その途中の観光会館で、「金沢城下町見て歩き地図」をもらう。市販のガイドブックもいいけれど、金沢市役所が出しているこのマップもなかなか見やすい。…桜橋を渡り、寺が建ち並ぶ寺町を歩く。忍者寺前や、にし茶屋街も、以前に来たよなぁ…。にし茶屋街の一角ではご当地出身の小説家、島田清次郎展を見学する。

 犀川大橋から大野庄用水や鞍月用水沿いを歩いて回る。途中にある足軽資料館などを訪ね、さらに北へ。このへんは昨日ラーメン屋に行く途中に通った道だ。ずんずん歩き、再び浅野川にたどりつく。そしてまたひがし茶屋街へ。お抹茶と和菓子を食す。こういう場所に、一ヶ月ぐらい長逗留してみたいよなぁ。

 そして仕上げは、ひがし茶屋街のずーっと上にある五本松。急な登り坂を上がると、金沢の黒く光る瓦屋根が見渡せる高台があるのだ。金沢市は、伝統的な黒屋根の家に改装する場合、補助金が出るのだった。黒い屋根、よくここまで集積できたものだ、と数年前の勉強会のレポートに書いたおぼえがある。

 卯辰山のユースまで歩いて帰り、いやぁ、おつかれさまでした。本当に歩き通しの一日でくたびれた。けれど、クルマに乗っていては見えないものもあるのと同じように(まぁ、クルマの免許は持っていないのだけれど)、自転車に乗っていてばかりでも、きっと見えないものがあるんだ。白川郷にせよ、高山にせよ、ここ金沢にせよ、歩いて回ってよかったと思う。

金沢の写真(別ウィンドウで開きます)

宿にて(別ウィンドウで開きます)


次のページへ
前のページへ
自転車旅行トップへ戻る

日付
タイトル
走行距離
宿泊(予定)
まえがき
退職後初のツーリング。
8月6日 下を向いて歩こう…。
57km
乗鞍高原温泉ユースホステル
8月7日 標高2700メートルで息ばくばく。
80km
ひだ高山天照寺ユースホステル
8月8日 自転車から下りなさい1。城下町高山の買い食いコース。
-
ひだ高山天照寺ユースホステル
8月9日 6年ぶりのパンクとロードレーサー。
64km

民宿「文六」

8月10日

自転車から下りなさい2。ああ日本の田舎、合掌の里散策。

-
民宿「ふるさと」
8月11日 思わぬ迂回にまいった日。
81km
松井ユースホステル
8月12日 自転車から下りなさい3。金沢の町には水が流れていた。
8km
金沢ユースホステル
8月13日 そして日本海へ。
78km

-

あとがき

たまには自転車を下りてはどうだい?


トップページ自転車旅行に出かけよう自転車に関する私的考察始末記管理人よりメルマガGPS