8月9日:合掌造りの民宿と豪華な夕飯


 NHKの特集でその屋根のふきかえの様子がとりあげられたという長瀬家の合掌造りなどを見学した後、宿に入る。長瀬家は合掌造りの内部構造も保存されているが、今日僕が泊まる「文六」は内部は現代の民宿に改造してある。まず風呂に入らせてもらうがごくごく普通の家庭用の風呂と同じ仕組みだ。

 風呂から上がると、風呂の前の洗面所の小型温風乾燥機の上に棒が渡してあり、棒の先端には僕のびしょぬれの靴が差してあった。おお、ありがたや。服を着て、女将さんにお礼を申し述べる。これならきっとすぐに乾くぞ〜。

 通された部屋は、4畳ほどの細長い一人用の部屋だった。まぁ、この観光シーズンに一人で部屋を占有するわけだから、狭いのは仕方ない。部屋にあった衣桁(いこう)に濡れたズボンとシャツを掛け、扇風機をあてる。これもじきに乾くだろう。今日は洗濯をしない日だが、濡れたままの服を荷物にしまうのはイヤなのだ。

 そしてお待ちかねの夕飯!民宿だし、期待するぜぃ、というわけでこの夜のメニュー。

ご飯
ミョウガのみそ汁
飛弾牛の鍋物
イワナの塩焼き
キュウリ・山芋の酢の物
冷や奴
そば
カブの漬け物
フキ
タケノコ・ワラビ・エンドウの小皿
ナスの味噌焼き
自家製トマト
ジャガイモの甘煮
ブドウ

夕飯。
ユースではこうはいかないぞ。

この日泊まった文六さん。
お世話になりました。

 ホンマにどないしよーかと思ったぐらいめちゃウマかった。健康そのものの夕飯でんがなアナタ。この手の料理って満腹にならないのではないかなーと思っていたけれど、じっくりよくかんで味わえば、お腹も満たされるというものだ。

 隣の卓には親子4人連れがいた。お父さん・お母さんに一人でどうやってここまで来たのかときかれ、自転車でやってきたというと4人ともビックリ。お父さんが男の子に「オマエも自転車で来てみるか?」「えーっ」だって。まあそうだろうなぁ。

 しかし子供たちよ、今日合掌の里に泊まったことは、ずっと忘れるんじゃないぞ!

 この日はけっきょく満室にはならなかったようで、僕の一人部屋の隣の広い部屋を使わせてもらえることになった。荷物を引きずり、移動。部屋の二方向が窓になっており、風通し抜群だ。スダレを通して入ってくる風が気持ちいい。扇風機なんていらない。すぐにぐっすりと眠れた。