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朝9時、出発!出遅れたなあー。
午前中は甲州街道をかっ飛ばしていく。10時25分、日野駅前のマクドで補給。11時半、多摩御陵入口通過。平坦な都会の道路ゆえ、それなりに順調なペースだ。
今回の乗り物は、いったん旅行からは退役し、通勤用となったマウンテンバイクなのだが、タイヤを1.25幅の細いものに変えたおかげで走りやすさが向上している。ブロックタイヤでゴロゴロ旅行していたのが信じられない。
甲州街道は徐々に幅が狭くなり、走りにくくなっていく。高尾山へ行くハイカーも大勢いる。天気は快晴、絶好のハイキング日和だものな。
大垂水峠に向けて登坂開始!自動車が渋滞の列をつくっており、自動車よりも僕の登坂の方が速い。大垂水峠を越え、下りに転じるものの、自動車が渋滞しているせいで路肩を手加減しながらの下りとなってしまった。
大垂水峠の後は相模湖沿いを走るわけだが、走る前の想像と違ってアップダウンが多い。空から照りつける日差しとあいまって、消耗が激しいな・・・。相模湖横のコンビニで補給した後、1時20分には上野原に到達。アップダウンは相変わらず。
この後も甲州街道を黙々と走り続けるが、なかなかペースがあがらない。3時20分、ようやく初狩到着。ちょっと焦ってきた。これで夕食時までに勝沼のユースに着くのか???この先には本日のメイン、笹子峠(旧道)の登りが控えているというのに。
4時10分になって、ようやく笹子峠を登坂開始!本日二つ目の峠越えだ。国道20号は新笹子トンネルで峠の下をぶち抜いているが、自転車は通行禁止なのである(というのは僕の誤解で、狭くて長くて危険で極端に走りにくいというだけの話だった。しかし、走りたくないルートであることにはちがいない)。したがって急勾配の旧道を走らねばならない。
日は陰り、夕刻に近づくにつれ、ますます焦りがつのっていく。そしていつしかクタクタになり果てるのであった。とうとう自転車をこげなくなり、無念の手押し。ハンドルによりかかるようにして、全身の力で自転車を押し上げる。しかしスピードメーターを見ていると、歩きのままでは峠を越えるまでに完全に日が暮れてしまうのが分かる。それは避けたいところだ。
少し歩いては少しこぎ、の繰り返し。やはり、ランドナーで来るべきだったか・・・??身体がラクな自転車を覚えてしまうと、もはや逆戻りをするのはしんどいのだ。しかしここでぼやいてみてもしょうがない。だいいち、マウンテンバイクに申し訳ない。
登坂に1時間近くを要してしまった。5時10分、ようやく峠のてっぺんのトンネルにたどりつく。もう完全に夕刻である。宿泊予定のユースの勝沼まではまだまだ距離がある。
トンネルを抜け、ようやく待ってましたの下り!・・・しかしカーブのヘアピン具合がきついのと、「寒い!」のとであまりスピードは出せない。カーブを飛び出さないように気を付けながら手加減しながらの下りとなった。大垂水といい笹子といい、不満の残る下り坂。
再び甲州街道と合流する。勝沼までは下りが続くが、もはや疲労困憊なのだ。腹も減ってきた。しかし宿へ急がねば。
勝沼はぶどうの産地。そこいら中ぶどう畑の丘だらけで、このアップダウンがまたしゃれになっていない。ヘロヘロになり、とうとう道端にへたり込んで、カロリーメイトのお世話になる。もはや夕食まで待てん!
6時半、これまたきっつい丘の上にあるユースに到着。
<宿にて>
すぐさま夕食。疲労が激しすぎて、まったく口がきけない状態。メシにがっつく。食前酒のワインがうまいな〜。
夕食後、近くの共同浴場「天空の湯」に入ってくつろぐ。ふー。そしてまた、勝沼の丘から眺める夜景が美しいのだ。これぞ夜景!ってかんじ。眼下に広がる辺り一面の街灯り、けれど東京都心のように過剰に灯りだらけというのでもない。
ユースに戻り、ペアレントさんの観光案内に耳を傾ける。ここもやはり、みどころがたくさんあるんだなあ。ちなみに日本産のワインの25%はここ勝沼産だという。なぜならぶどう生産のためには豊富な日照が必要で、ここ勝沼は年間日照時間が日本最高だからなのだそうだ。首から盃をぶら下げてのワイナリーめぐりなんかも面白そう。けれど、僕は明日は素早く北西に走り去ってしまうのだ。
その後は他のホステラーさんと旅行話。皆さんホント、鈍行だとか寝台列車だとかでようやるよ。僕はもう、目的地までは飛行機で素早く行って、現地でたくさん自転車で走る時間をとりたい。就職して以来、ますます根拠のない焦りに追われながら、旅行するようになってしまった。ある種の絶望感を無理矢理おさえこみながら旅行をしているというのが偽らざるところだ。仕事をしている以上、それは仕方ない。旅行に出るたびに同じコト考えるけれど、結論は変わらない。
とにかく、今日はめっちゃ疲れた。何をする気力も起きない。へっとへと。
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