5月5日:北の台地の距離感。

走行距離:59km
ルート :支笏湖〜千歳〜苫小牧


 あとは帰るだけだ。帰るだけか・・・。もう連休も最終日。

 10時15分、出発。ライダーさんたちから千歳にある「天ぷら倶楽部」という天ぷら定食の店を勧められたのでそこを経由して新千歳空港に行くことにした。地方道16号を東に向かって下っていく。

 支笏湖自体が標高の高い場所にあるので、下る一方だ。しかもサイクリングロードが整備されており、ストレスのまったくない快適なダウンヒルとなった。あっという間に20kmほど走り、千歳市内に到着。さて、天ぷら倶楽部は、と・・・。発見。さっそく中に入る。

 天ぷら倶楽部の主人は、かつて東京都内に住んでいたという。しかも僕が今住んでいるところからかなり近いではないか。なんたる偶然。若い頃に、東京を捨てて北海道に移り住んできたという。東京と違って北海道は空が広く、また人間らしい生活ができるのだという。なるほど・・・。

 定食をペロリたいらげ、出発だ。飛行機は夕方の便なのでちょっと早く着きすぎてしまうな・・・。当初の予定では新千歳空港近くのヤマトの営業所で自転車を解体して自宅に置く予定だったが、苫小牧市内まで行ってみることにした。新千歳空港を横に眺めながら国道36号を南下する。

 国道36号はもちろん一般国道なのだが、車線数や車のスピードは高速道路並みだ。いったい何kmで飛ばしているんだ?信号や交差点がないこともあり、まさに自動車天国。そして道路からの眺めは荒野ばかり。広いぞ北海道は!大平原でなくともその広さを実感することが出来る。

 やがてウトナイ湖というラムサール条約に登録された湿地帯を過ぎる。ここにはウトナイ湖ユースホステルがある。昭和新山ユースで会員更新ができなかったのでここに立ち寄ってみるが、更新手続きはここでは取り扱っていないとのことだった。うーむ・・・。

 やがて苫小牧市内に到着。コンビニで市内の地図を買い、ヤマト運輸の営業所の場所を確認。

 しかし、思ったより市内は広い。市街地とはいえ施設と施設の間の距離が長く、やけに荒野率が高い。市内に入ればすぐ営業所が見つかって電車に乗って空港に移動できるだろうという読みが外れた。ちょっと焦ってきた。

 そして14時30分、営業所到着!苫小牧港近くの幹線道路沿いにある。急いで自転車を解体し、営業所で配達の手続きをする。しかしここからが問題だ。駅までいったい何km離れているんだ?何時間かかるんだ?駅まで歩き、空港まで電車で行っていたら飛行機に乗り遅れてしまう。

 えーい、しゃあない。タウンページを見て公衆電話からタクシーを呼ぶ。待っている時間がやけに長く感じる。やがてタクシーがやってきた。新千歳空港までお願いします。グォーっとタクシーがかっ飛ばしていく。先ほどまるで高速道路のようだと感じた国道36号を、まさに高速道路のごときスピードで北上していく。みるみるうちに料金メーターが上がっていく。

 新千歳空港到着。タクシー料金は・・・なんと5000円!最後にとんでもない出費になってしまった。ちょっと北海道の広さをナメていたな。しかしタクシーのおかげで余裕の到着。搭乗手続きを済ませ、機上の人となった。次回は夏休み、いよいよ宗谷岬を目指す!また来るぞ、北海道。


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日付
タイトル
走行距離
宿泊
まえがき
シーズン到来、北上旅行再開!
4月27日 下北半島は秋の気配。 76km JR有畑駅待合室
4月28日 恐山のスタントマン。 91km 大間崎バス停待合室
4月29日 念願の北海道上陸。 17km -
       
5月3日 田舎のオキテ。 114km エクセルインホテル
5月4日 洞爺湖の花火。 71km 昭和新山ユースホステル
5月5日 支笏湖畔の異次元空間。 64km ライダーズハウス「樽前荘」
5月6日 北の大地の距離感。 59km
あとがき 飛行機なくして旅行なし。

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