5月5日:支笏湖畔の異次元空間。

走行距離:64km
ルート :洞爺湖〜支笏湖
宿 泊 :ライダーズハウス樽前荘


 朝6時起床。7時朝食。7時半出発。さー素早く出発じゃ。

 気分のいい洞爺湖沿いの道を東進し、やがて国道453号に合流。なかなか快調だ。今日は支笏湖に到達して終わりの予定。昼過ぎには着いてしまうだろうなあ。

 アップダウンはあるものの、交通量は少なく、意外に走りやすいルートだった。9時にとある茶屋でキノコ汁とキノコおにぎりを食べて休憩。うまいうまい。

 急ぐ必要はないけれど、先を急いでしまう。10時、道の駅「フォーレスト276大滝」に到着。いもだんごを食べ、ヨーグルトを飲んで休憩。ヨーグルトがなかなか濃厚でうまいうまい。このフォーレスト276大滝の土産物屋の奥にあるトイレは、全自動ピアノ設置の豪華トイレで有名なようだった。・・・なぜ、ピアノ設置なのかは分からないが。

 美笛峠の登りはちょっと骨のある登りだった。しかし相変わらず交通量が少ないので、登坂に集中できるのが素晴らしい。空は青空、ぽかぽか陽気。

 トンネルを抜けると、美笛峠から支笏湖に向かって一気の下り。時速50km近くをマークした。あっという間に支笏湖畔に着き、湖沿いの支笏国道を快走。途中トンネルもあったが、スピードが出ているためあっけなく突破。

 11時55分、支笏湖畔のモラップに到着。さて、今日のお宿は初体験のライダーズハウス「樽前荘」である。とはいえまだ宿にはいるのは早すぎるので、自転車だけを駐輪場に置き、いちおう持ってきていた銀マットを抱えて湖を散策することにした。

 ・・・のどかだ。ひたすらのどか。ちゃぷん、ちゃぷんと小波が岸を寄せては返す音がのどかそのもの。家族連れ、カップル連れのボートが湖に浮かんでいる。こののんびりタイムを満喫するべく、意味もなく岸辺をウロウロ歩いてみる。

 売店で昼飯を食べた後、湖畔に銀マットを敷いて寝そべる。昼寝だ昼寝。どうせなら思いっきり贅沢な時間を過ごさせてもらおう。風そのものはさすがにやや冷たいが、ジャケットを着込み、手袋をしておけば、ぽかぽか陽気の中ゆえスヤスヤと眠れる。スヤスヤ・・・。

 夕方近く、ようやく宿に入る。一泊1000円。寝袋は各自持参で。なに!1000円だと!?激安ではないか。というより、うちの家賃より安いではないくぁ!しかも3泊目からは一泊700円になるのだという。そして一日1000円追加することによって羊の焼き肉食べ放題になるという。おお。

 宿代1000円と焼き肉代1000円を迷わず払う。そして夜、宴は始まった。さすがに夜になると外の風が冷たい。しかしそんなことには構わずみんなで鉄板の上にスライスした大量の羊肉とキャベツを並べていく。ついでに焼きそばも、ついでにご飯も、あ、ついでにビール!

 というわけでタラフク食べることができて幸せそのものなのだった。

 後かたづけを済ませた後は談話室へ。ライダーの人たちとお話する。むろんライダーズハウスなのでライダーが多く泊まるわけだが、いわゆる「宿泊者」とはちょっと訳がちがうらしい。もう何ヶ月も「住み着いている」人なんかもいたりした。宿泊代は激安だし、洗濯もできるし、コインシャワーもついているし、ちょっと蓄えがあれば、あるいはこの近辺で仕事が見つかれば何ヶ月でも逗留可能だろう。

 自分の地元の家を引き払い、ライダーズハウスからライダーズハウスへ旅がらす。そういう人たちを実際に見るのは初めてのことだ。ライダーズハウス、また来てみたいね。で、こういう場で仕事何やっているのとか訊かれるわけだが「市役所で働いています」とか言うと、急に互いの距離が広がるような気がする。職業から連想される生き方と、旅がらすの彼らの生き方は正反対にあるともいえるからなぁ。

 宴が終わり、二階に上がってツーリングマップルをペラペラ。ライダーの一人と仕事の話やら生き方の話やらをする。

 深夜にいたり、ようやく、寝る。


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日付
タイトル
走行距離
宿泊
まえがき
シーズン到来、北上旅行再開!
4月27日 下北半島は秋の気配。 76km JR有畑駅待合室
4月28日 恐山のスタントマン。 91km 大間崎バス停待合室
4月29日 念願の北海道上陸。 17km -
       
5月3日 田舎のオキテ。 114km エクセルインホテル
5月4日 洞爺湖の花火。 71km 昭和新山ユースホステル
5月5日 支笏湖畔の異次元空間。 64km ライダーズハウス「樽前荘」
5月6日 北の大地の距離感。 59km
あとがき 飛行機なくして旅行なし。

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