4月27日:下北半島は秋の気配。

走行距離:76km
ルート :三沢〜六ヶ所村〜陸奥横浜
宿 泊 :JR有畑駅待合室


 ゴールデンウィークの初日、少しでも時間が惜しい。朝5時前の始発で出かけ、そして6時過ぎには東京駅発の新幹線に乗っていた。盛岡に着くまで寝る。盛岡で特急はつかりに乗り換え、10時49分、ようやく三沢に到着。

 前回の北上旅行の終わりで自転車を解体したまさにその同じ場所で、今度は自転車を組み立てる。駅前の広場でカチャカチャと自転車を組んでいると、目の前で男女が痴話げんかをしているのが目に入った。

 男の方が女に「いいよ、盛岡までオレがついていってやるよ」と言うが女は拒否。「もう、ついでこないでっ!ついてこられるぐらいだったらワタシ盛岡までタクシーで行く!」(ちなみに三沢〜盛岡間は特急でも1時間半かかる)・・男「別にいいって、盛岡まで見送るよぉ」女「別にいいんじゃなくて、ワタシのほうがイヤなのっ!」押し問答が続く。気が散ってなかなか自転車が組みあがらない。
 が、結局女は男とともに駅舎に入っていった。さて、どうなることやら。

 すると今度はキリスト教の外国人宣教師二人組に僕がつかまった。日本語と英語のチャンポンでしばらく相手をするが、迷惑なんだよなぁ。早く出発したいんだが。なんかチラシみたいなのを一枚おいて彼らは去っていった。

 なかなか出発できない。ようやく12時過ぎに自転車組み立てとパッキング終了。コンビニで腹ごしらえをし、1時頃、本格的に出発!せっかく早起きしたのに、出遅れたな。

 地方道40号を東進し、県道170号で北に曲がる。何もない、寂しい田舎だ。

 国道338号に合流し、さらに北上していく。六ヶ所村で原子燃料サイクル施設や国家石油備蓄基地を通るが、そのほかには本当に何もないただの荒野だ。日も西に傾き、ゴールデンウィークとは思えない、まるで晩秋の気配ではないか。

 寒くなってきたのでジャケットを着込む。うーむ。荒野地帯の次は牧草地帯。横浜町に入ったところでダウンヒル。吹越で国道279号(むつはまなすライン)にぶつかるも、あいかわらず荒涼たる大地だ。途中「湧水亭」なる休憩所で「おからドーナツ」と豆乳を味わう。うまい。冷えた体もあったまる。

 ここの主人からこのあたりの気候についてレクチャーを受ける。今朝は霜がおりた、という。そんなに寒いのか、、、。今回もいちおうテントを持ってきてはいるが、カンベンだなあと、正月の旅行でテントを張ったときのことを思い出した。どこかの無人駅で寝られそうな場所を探すことにしよう。ビジネスホテルの類もなさそうな土地だしな、、、。

 有畑というところで、コンビニや土産物屋、食堂などが集まった「やすらぎ駐車帯」という施設を見つけるが、野宿などできそうにない。その他、付近を探索してみる。完全に暗くなる前に泊まる場所だけは決めたい。JR有畑駅に行ってみると、おお、プラットホームの上に小さな待合室がひとつ。まさに駅寝にぴったりではないか。よし、今夜はここに決めた。

 まだ終電には早いので、先ほどのコンビニで今夜の夕食を買い込み、立ち読みなどをする。7時半頃、有畑駅に戻る。終電は9時半頃なので、それまでは寝袋などを敷くわけにはいかない。自転車は近くの小学校の駐輪場に停め、ツーリングマップルだけを手に、待合室に座って今後の計画などを練る。

 何本かの電車が止まったが、乗り降りするのは2、3名だけ。9時半過ぎに終電が出発したのを見届け、泊まる準備をする。自転車を待合室の中に入れ、長いすの上に銀マットと寝袋を置いて準備完了。寝る。

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日付
タイトル
走行距離
宿泊
まえがき
シーズン到来、北上旅行再開!
4月27日 下北半島は秋の気配。 76km JR有畑駅待合室
4月28日 恐山のスタントマン。 91km 大間崎バス停待合室
4月29日 念願の北海道上陸。 17km -
       
5月3日 田舎のオキテ。 114km エクセルインホテル
5月4日 洞爺湖の花火。 71km 昭和新山ユースホステル
5月5日 支笏湖畔の異次元空間。 64km ライダーズハウス「樽前荘」
5月6日 北の大地の距離感。 59km
あとがき 飛行機なくして旅行なし。

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