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で、この日の宿である遠野ユースホステルである。 夜7時頃、ヘロヘロになって宿にたどりつき、荷物を下ろし、風呂に入った。 前の日が孤独なテント泊だったこともあり、僕も大勢の人としゃべりまくり。夜9時半からペアレントさんからの連絡(全員談話室に集合!)、その後遠野初心者には別室にて観光案内。で、これがたいそう面白い!消灯時間はいちおう夜11時だが、談話室だけは夜中までフリーにしておくという粋な計らい。お茶、コーヒーはご自由に。 チャリダーもいて、大阪からやって来たという大学3回生の女の子は、きゃしゃな外見からは想像のつかない、根っからの旅行好きだった。旅行サークルの会長らしい。平泉や青森を回ってきたらしいが、途中で自転車が大破し、自転車は自宅に送り返して、現在なぜか遠野に8連泊中だという。8連泊だって!なんじゃそりゃー。 チャリダー相手だと、いや、チャリダーでなくてもユースに一人で来るような人相手だと、ふだんは気味悪がられることが多くて他の人には話せないような自転車話でも、普通に話できるのがうれしい。ライダー、電車組、ヒッチハイカー…とはまた別なカテゴリーだからね。 岡山から来たという30代後半のおじさんは、実は大学の教授だった。「ふだん教えている立場からすると、あまり学生に遊びまくれとか言えないけれど、でもこういう旅行とかは、ぜひやってほしい」ですって。やっぱ若いころに旅しといたほうがええよねーと3人で結論。 祭りの真っ最中ということもあって、神輿を担いできた連中は異様な高揚感に襲われているようだった。遠野市民でなくても市役所に申し込んで神輿をかつぎ、3年連続でかつぐとハッピがもらえるという。今年で2年目だという男が「よっしゃぁ、これでリーチだ!」と吠えている。 路傍の石碑などにゾッコンという女の子は、遠野ユースで臨時ヘルパーとして滞在中。実は埼玉県の大学生だった。遠野で撮りまくった「石」の写真アルバムを広げてみんなに見せている。 夜遅くなって宿の片づけが済んでからは、ペアレントさんの奥さんや他のヘルパーさんも話の輪の中に。 それにしても、楽しいユース楽しくないユースって、どうやって決まるんだろう?客のメンツの組み合わせ?ペアレントさんのユースへの情熱? さて先ほどの大阪の大学生チャリダーは言う。「ウチ(←関西の一人称の一つ。ワタシという意味です。念のため)の周りって、なんか公務員目指してるとか、そういうマジメな子が多いんですよー。こういう旅とか、全然せえへん子なんですー」 夜中までおおにぎわいの中、結局僕も夜中の2時近くまでみんなのお話につきあってしまった。なんか、パワーもらったなあ。 |
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日付
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タイトル
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走行距離
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宿泊
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まえがき
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| 9月11日 | 不安のつきない出発。 | - | ビジネスホテル増花 |
| 9月12日 | 激走国道4号。 | 136km | メイプル仙台ユースホステル |
| 9月13日 | 続・激走国道4号。 | 114km | 北上川・高舘橋下(テント) |
| 9月14日 | 君は「炎(ほむら)立つ」を見たか。 | 82km | 遠野ユースホステル |
| 遠野ユースホステルでの一夜。 | |||
| 9月15日 | 初の連泊・遠野ポタリング。 | 75km | 遠野ユースホステル |
| 9月16日 | さらば遠野。 | - | - |
| 9月22日 | また来た遠野。 | - | 遠野ユースホステル |
| 9月23日 | 岩手山に励まされ。 | 121km | 八幡平ユースホステル |
| 9月24日 | 決戦わんこそば。 | - | - |
| あとがき | 制約された自由の中で。 | ||