走行距離:88km
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今日は朝から雨、雨、雨。昨日は神が舞い降りてきたのでかなりの距離を走れたけれど、今日は抑え気味に行こう。 昨日に引き続き、国道10号をひたすら南に走る。雨はザーザーやむ気配を見せない。午後2時頃まで降り続いた。横を通りすぎる車がはね上げる泥しぶきがすごい。ブレーキやギアまわりに砂がこびりついてしまう。あまりにそれがひどいので、コンビニの駐輪場で汚れをふき取り、オイルを差した。・・そして、オイルを使い果たしてしまった…。うーむ、ということで再び南下を再開する。 10号はいわゆるシーサイドラインではない。景色がいいわけでもなく、そして、けっこう細かい峠が多い。雨に峠。ひたすらガマンの道のりだった。雨は小降りになったものの、依然としてシトシト降り続けている。孤独な道のりでは、すぐに自分との対話が始まってしまう。 宮崎市に入る直前、自転車店発見!ここで業務用の機械油を買うことが出来た。今まで使っていた自転車オイルはCRC系といって、粘り気が少なく浸透性はよいけれどそのかわり流れ落ちてしまうのも早い、というものだったけれど、ここで買えたのは本格的な業務用のもの。これは心強い。 やがて南国のフェニックス街路樹が並ぶ宮崎市街に到着。しばらく市街地を走った後、宮崎婦人会館ユースに到着した。ここも公営の「○○会館」式のユース。婦人会館といっても、別に女性しか泊まれないわけではない。…さっそく荷物を外し、雑巾で泥を落とし、新品のオイルを差す。明日も走ってもらうからな。 それにしても今日は何もない一日だったなぁと思って宿に入ろうとしたそのとき、駐輪場にもう一人チャリダーのお兄さんが入ってきた。おおっ!今回の旅で初めて会う「一人チャリダー」ではないか!そうだよなぁ、やっぱ旅は一人だよな!彼の自転車はクロスバイクをツーリング用に改装したものだった。大阪から走ってきたという大学院生のSさん。僕と同様4月から就職ということで、今は卒業旅行中らしい。 いったん部屋に入り、風呂に入ってから、一緒に夕飯を食べに出かけようということになった。宮崎名物ってなんだろう?交差点で信号待ちをしているとき、Sさん(なかなかイイ男です)が、近くで人待ち顔だった女の子二人組にたずねる。 「なあなあ、今大阪から来てんねんけど、宮崎でウマイもんて何かあるんかなー?」 というわけでやって来ました赤ずきん。「いや〜今の子らカワイかったなー」「そうですね」「もう〜ちょっと、粘ってみてもよかったかな〜」「粘る?」「どうせならカワイー子と一緒にメシ食いたいやん?」「えー!いっつもああやって声かけるんですか〜!?」「いやいや、どうせなら、ゆうぐらいのもんやけどな」…Sさんは、たくましいお兄さんだった。 じゃ〜んと出てきました鳥南蛮定食。うむ。ウマイよたしかに。しかしウマイ鳥南蛮定食なら、全国どこにでもありそうなもんだけれどなぁ〜。使っている鳥がちがうのかな? 鳥南蛮定食の後、場所を居酒屋に移し、軽くビールを飲む。同じチャリダー同士、いろいろと通じ合うものがあるので楽しい。日常から離れた苦しくも楽しい旅なのだ。 |
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<宿にて> とはいえ、かくいう僕もふだん東京では単独行動大好き、「個室」大好き人間である。一人でいると何て気楽なんだろうって、正直に思う。けれど本当に最初から最後まで一人だったら、とても生きてはいけない。一人旅をしてそれは身にしみて感じること。 Sさんは、九州に上陸した後、国道10号、そして僕が敬遠した国道326号を通って延岡まで南下し、そして宮崎にやってきたという。宮崎に来る前の日、美々津でテントを張って野宿したらしい。いいなぁ、野宿。ほんと、絶対次回は僕も野宿したんねん。そして明日の朝、宮崎港で大阪からやって来る仲間2人と合流し、日南海岸や都井岬をまわって鹿児島まで行くとのこと。 日南海岸…もっと日数があれば行ってみたいけれど、今は早く鹿児島まで行くことが優先。僕は宮崎からは内陸をショートカットして、都城を経て鹿児島入りをする予定。もう、ここから先は、あまり距離は走らず、悠々と進みたい。気候も明らかに東京よりも暖かいし、のんびり行こうぜ。したがってSさんとは、今日でお別れ、である。 |
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日付
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タイトル
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走行距離
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宿泊
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まえがき
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| 3月3日 | キミは、登りきることができるか。 | 100km | 箱根レイクヴィラユースホステル |
| 3月4日 | 土砂降りの雨、一車線の人生。 | 106km | 焼津セントラルホテル |
| 3月5日 | 東海道しっかりせよ、怒り号。 | 100km | 浜名湖ユースホステル |
| 3月6日 | 一筋に、一筋に、無敵の男。 | 95km | 愛知県青年会館ユースホステル |
| 3月7日 | 天からミゾレの関が原。 | 110km | 近江八幡ユースホステル |
| 3月8日 | 転勤族の故郷とは。 | 83km | 実家 |
| 3月9日 | 作戦変更。 | − | 実家 |
| 3月10日 | 父子伴走。 | 71km | ビジネスホテルともえ |
| 3月11日 | 瀬戸内旅情で休んだ。 | 82km | ユースホステル浄運寺 |
| 3月12日 | 口角泡を飛ばした夜。 | 93km | 倉敷ユースホステル |
| 3月13日 | 決断のとき。 | 94km | 瀬戸田ユースホステル |
| 3月14日 | 春のうららの海だわさ。 | 89km | 松山ユースホステル |
| 3月15日 | 九州上陸作戦。 | 35km | 別府ユースホステル |
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3月16日
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126km
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シティホテルプラザ延岡
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| 3月17日 | ひとり上手と呼ばないで。 | 88km | 宮崎県婦人会館ユースホステル |
| 3月18日 | ダサいキツネと依怙地のタヌキ。 | 59km | 都城ユースホステル |
| 3月19日 | 桜島だ、いよいよ。 | 69km | 桜島ユースホステル |
| 3月20日 | ずっこけるな、三人組の大競争。 | 49km | 圭屋(たまや)ユースホステル |
| 3月21日 | 佐多岬はるかなり。 | 22km | 錦江湾サウスロードユースホステル |
| 3月22日 | 決戦、あばよ、早くー。 | 58km | JR志布志駅待合室 |
| 3月23日 | さらば、さらば。 | 1km | 大島汽船「ありあけ」2等席 |
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3月24日
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34km
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| あとがき | オレの勲章はオレのもの。 | ||