7月28日:一路東京へ。

走行距離:約80km
ルート :横瀬〜飯能〜瑞穂〜八王子


 朝9時半。もう釣り組は川に出かけているようだった。僕ほか何人かが床の上に転がっている。うーむまだ眠い、、、。

 みんなは今日の夜、東京に帰るのだが、僕はこの日、都内の公務員試験予備校の授業あるので、もうそろそろ出発しなければ間に合わない。口惜しいが、予備校もバイト代を貯めて高い授業料を払い込んだのだ。一コマたりとも無駄には出来ないのだ。手早く支度を整え、朝10時出発!おととい走ったルートを完全にさかのぼる形になる。

 というわけでおとといのラスト、一気に下った坂を、今度は登り直さなくてはならない。うーむ。

 キーコ、キーコとペダルを踏み、えっちらおっちら、だ。しかし横瀬側の坂は飯能側よりも距離が短く、こちらに向かっているときの登坂ほどにはキツくはなかった。そして再び正丸トンネルに到達し、そろりそろりとくぐりぬける。トンネル後はしばらく299号を下るだけだ!それいけシュゴ〜〜〜〜!

 これは気持ちがいい・・・と思っていたら突如として大粒の激しい雨が降ってきた!な、なんでやねーん!せっかく気分爽快な下りを堪能していたというのに!!しかし止まってカッパを着るのも面倒なので、ぬれるがままにまかせてしまう。

 下りの途中、廃校になった木造小学校があったので立ち寄ってみた。何か、幽霊とか出やしないだろうなあ。建物自体はなかなか趣のあるかんじだ。小学校を出発する頃、雨が小降りになってきた。そしてその直後、5台編成のロードレーサーに抜き去られた。よくもあんなスピードが出るよなあ。下っている僕の自転車の、さらに何倍ものスピードで抜き去られてしまった。まあ、こちらはママチャリだからね。

 しかし!下りの途中で突如パンク!なんてこったー!せっかく気分よく下っていたというのにー!ふ。今回は修理セットを持ってきておる!直してみせようぞ!・・・と思ったはいいが、そもそも水がなければパンクの箇所を特定するのは困難ではないか。しかもたとえパンクを直したとしても空気を入れ直さなくてはいけないではないか!オレは空気ポンプなどは持ってきていないぞ。

 うーむ、とうなり、オノレはあほかと呪い、とりあえず民家を探すが峠を下る一本道、周りは林ばかりだ。うーむ。とぼとぼと自転車を手押ししつつ歩き出す、、、おのれはあほか、おのれはあほか、、、お?前方50mにガソリンスタンド発見!さっそく駆け込み、事情を話すと1500円で修理をしてくれるという。助かったー!まあ1500円は痛いが、致し方ない。パンクの原因は釘か何かを踏んだためと判明した。

 修理が完了し、再び下る。ち。とんでもない予想外の時間のロスだ。遅れを取り戻さなければ。

 299号の下りを終え、飯能を通り、今度は道に迷うこともなく八高線沿いの気分のいい道を軽快に走り抜ける。空もいつの間にか晴れ上がってきた。ペースがあがってくる。夕方までには八王子にたどりつけそうだ。予備校は高田馬場にあるので電車の時間も見ておかなくてはならない。自然とペダルにも力が入るのだった。

 再び国道16号に帰ってきた。それにしてもやはり自動車が多い。それにコンクリートだらけゆえに照り返しがこれまた暑い!たまらんなー、幹線道路は。けれど幹線道路が最短経路なので仕方ないのだ。前だけを見てひたすら走る。沿道のコンビニでちょくちょく補給をする。コンビニって、ありがたい存在だよなぁと、素直に思う。

 拝島橋を渡って八王子に入り、野猿峠を越え、再び帰ってきた。すでに時間は4時半か。自分のアパートに戻って予備校テキストをかばんに詰め、電車に飛び乗って予備校へ。ああせわしないー。

 この3日だけでかなり日焼けしたので、同じ授業に出ている大学のゼミの友達から「灼けたねーー、どうしたの?」と驚かれる。「いやあ、秩父まで自転車で行って、さっき帰ってきたところなんだよー」「ヒマだねぇぇ」・・・ま、こんなもんである。

 しかし予備校の授業は眠気との戦いになってしまった。しかも苦手科目の経済学だったしなあ。・・・こうして最も長い夏の一日は終わりを告げた。

日付
タイトル
走行距離
宿泊
まえがき
再び功名心。
7月26日
峠の何たるか。
約80km
先輩の別邸
7月27日
飲んだり食ったり花火したり。
-
先輩の別邸
7月28日
一路東京へ。
約80km
あとがき
初体験づくし。

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